お見舞いに花はダメ？迷惑だった？！品物でおすすめなのは何？

お見舞いの品と言えばお花を思い浮かべる人が多いと思うんですが、最近はお花の手土産を禁止している病院が増えていますよね。

病院の壁に掲示してあったりするので、読んで「え！そうなの？」とびっくりした人もいるのではないでしょうか。

本当にお花はダメなの？と疑問に思ってしまうかもしれませんが、最近の病院はそういう流れになってきています。

どうしてお花が禁止されているのか、それにはちゃんとした理由がありました。

この記事ではお見舞いにお花がダメな理由と、花以外でおすすめの品物についてお伝えしますね。

お見舞いに花はダメ？

お花はダメと病院が釘を刺している理由、それは感染症のリスクがあるからなんです。

生花や花粉についている菌が、抵抗力の弱い患者さんたちに悪さをすることがあるんですね。

健康な人には問題ないのですが、緑膿菌と言う、呼吸器の感染症や尿路感染症といった症状を引き起こす菌が生花についていることがあるんです。

緑膿菌は自然界のあらゆるところに存在しますが、病気で抵抗力が下がっているときには危険な存在なのです。

おまけに緑膿菌自体は抵抗力が強いので、症状が出てしまうと治療が難しいというダブルパンチです。

こうした理由で花の持ち込みはダメですよ、と言っている病院が増えているんです。

お見舞いに花は迷惑だった？！

そしてもうひとつ、意外な事実がありました。

綺麗なお花は心をなごませ癒してくれるものですが、反面、迷惑になっている場合もあるんです！

「お見舞いと言えば花が定番なのに、迷惑だなんてどいういうこと？」と思っちゃいますよね。

お花って綺麗でかわいいんですが、手入れが必要なんです。

入院しているご本人はからだが自由に動かせなくて、花の水を取り替えられなかったりすることもありますよね。

でもそのまま放置して何日も経ってしまうと、水が腐ってしまうんです。

そうすると不衛生ですし、臭いも気になります。特に大部屋の場合は、周りの患者さんにも迷惑をかけてしまうことになります。

花びらが散ったら掃除もしなくてはならないし、最終的には枯れたものを処分しなければなりません。

こんな風に生花は手がかかるので、お見舞いには不向きなものだったのです。

意外ですよね〜。ちょっと想像力を働かせればわかることなのですが、「お見舞い＝お花」という固定観念がありすぎて、なかなか自分では気づけない事実ですよね。

自分で水を替えられない患者さんのために、看護師さんがお花のお世話までしなくてはならないとなると、ただでさえ忙しい看護師さんの負担にもなってしまいます。

看護師さんからしても、生花のお見舞い品はあまり望ましくないものだったのです。

お見舞いの品物としておすすめなのは？

「花がダメとなると何を持って行けばいいの？！」と困ってしまいますよね。

そこで、本当に喜ばれるおすすめの品物をいくつかご紹介しますね。

病院は乾燥しているので、くちびるがかぴかぴになって皮がむけてきてしまったりしますので、リップクリームやワセリンはとても重宝するんです。

女性はシートマスクなんかも喜ばれます。かなり気の利いたお見舞い品だと思います。

汗ふきシートは、お風呂に入れない日に使いたくなるアイテムですよね。

入院中は毎日お風呂に入れるわけではないので、自分のにおいや汗が気になってしまうことがあります。そんなときでも汗ふきシートがあればスッキリできます。

飲食については食事制限がないことが大前提ですが、喜ばれるアイテムです。

自分で自販機まで買いに行けない人もいますし、病院食に飽きてきたらふりかけがあるとちょっと嬉しいですよね。

100均に行くとペットボトルの口に付けられる蓋で、ストローがついたものが売られています。これを使うと片手でペットボトルの蓋があけられて、寝転がったままでも飲むことが出来るので、入院生活にとても便利ですよ。

暇つぶしのテレビカードは、相手の方がテレビを見ない人だと無駄になってしまうので注意してください。テレビカードは払い戻しが出来ません。

ゲームや漫画など、好きなものがわかっていれば新作などを持って行ってあげるとかなり喜ばれますよ。

まとめ

お見舞いにお花がダメな理由と、お見舞いにおすすめの品物についてお伝えしました。

おすすめしているのはどれも日用品で、お見舞いらしい華がないと思うかもしれませんが、実用的で確実に喜ばれる物なので、ぜひ検討してみてください。

きっと「わかってるな、気が効いてるな」と感謝されると思いますよ。