初穂料ってふくさに入れなきゃダメ?包み方や渡し方はどうすれば?
七五三やお宮参りの初穂料って、ふくさに入れるのがマナーなのかどうか気になりますよね。
ふくさって滅多に使わないので、持っていない人もいると思います。
それでもふくさを用意したほうがいいのでしょうか?
今回は、初穂料をふくさに入れる意味や理由を調べてみました。
ふくさの包み方や渡し方も紹介しているので参考にしてくださいね。
初穂料ってふくさに入れなきゃダメ?
結論から言うと、ふくさに入れたほうがスマートです。
面倒くさいと思うかもしれませんが、ふくさを使うには理由があります。
初穂料はのし袋(祝儀袋)にいれて準備していますよね。
そのままかばんに入れると、のし袋についている水引が折れたりよれたりしてしまいます。
のしの折り目がめくれてしまったり折れたりするのも、だらしない感じがして嫌ですよね。
そういったことを防ぐためにも、ふくさに入れたほうがいいですよ。
ふくさはご祝儀袋を汚さないためと、謹んでお渡しするという意味をこめて使うものなんです。
のし袋を裸のままバッグに入れたりすると、やっぱり品がなく見えてしまいます。
名前も丸見えですし、やっぱりふくさに包んで持ち運ぶ方がマナーにかなっているのではないでしょうか。
神社でサッとふくさをとりだす仕草って、美しくて上品だと思いませんか。
だけど、ふくさなんて持っていないよ!とい人もいると思います。わざわざ今から買うのも時間がないし、年に一回くらいしか使わないものを買うのもなんだかな、と思いますよね。
ふくさがないときの代用
ふくさを持っていない時は、誰でも持っているもので代用が出来ますからご安心を。
ふくさはもともと風呂敷のような1枚の布でできているので、ハンカチで代用することが出来ます。
最近のふくさはケース型のものが増えていて、ケースの方が取り出しやすかったりするのは確かなのですが、もともとは1枚の布ですのでハンカチで代用しても大丈夫です。
ふくさの色
じゃあどんなハンカチでも大丈夫かというと、そこだけは注意してください。
なるべく柄のない無地のハンカチがおすすめです。
ワンポイントはいいとして、全体に派手な柄が入っていたりふりふりがついているようなものはむきません。
色は七五三やお宮参りなら慶事(お祝いごと)ですので、明るみのある暖色系や紫やゴールドなんかもおすすめです。
黒っぽい色はお悔やみ用になるので、使い分けるようにしてください。
ふくさは100均でも売っていたりするので、いざというときのために準備しておくのもいいと思いますよ。
初穂料ふくさの包み方
ふくさの包み方は簡単ですので、次のように包んでください。
適当に包むと、のし袋を取り出すときにもたもたしてしまいますので、手順通りに包むことをおすすめします。
- ふくさの包み方
2、中央より左寄せしてのし袋をたてに置く
3、のし袋を動かさずに左、上、下の順でふくさをつつむ
4、最後に右の布を巻いて整えれば出来上がりです
七五三やお宮参りの初穂料はこれで大丈夫です。ふくさが右開きになる包み方です。
ちなみにお悔やみ用は左右逆の順番で包み、左開きになります。
初穂料ふくさの渡し方
さあこれで準備は万端ですが、最後にひつとつだけ。
ふくさに包んだ初穂料、ふくさのまま渡したらダメですよ。
渡し方にも作法があるのでご紹介しておきますね。
ふくさに入れた初穂料は、お渡しするときに目の前でふくさから出します。
ふくさをカバンから取り出したら、両手を使いますのでバッグは肘掛するか、台に置きましょう。
まず自分側に正面を向けて左手の上に乗せ、右手でふくさを開いてご祝儀袋を取り出します。
次に、ご祝儀袋を右回転させて相手から見て正面になるようにし、渡します。
このときふくさは畳んで受付台の上においてもいいですし、畳んだふくさを台にしてご祝儀袋を上に乗せて差し出してもOKです。
もし受付が混雑して人が並んでいるようなら、待っている間にふくさから取り出すところまでしておき、順番が来たら相手から見て正面になるよううにしてお渡しするのでも大丈夫です。
まとめ
初穂料とふくさについてお伝えしました。
七五三やお宮参りの時は衣装の準備にいっぱいいっぱいで、初穂料のことまで手が回らないママさんも多いかと思います。
当日の朝に用意すると慣れないことで意外と時間を使ってしまいますので、前の日には祝儀袋とお金を用意してふくさにつつんでおくところまでやっておくといいですよ。
ふくさは100均にも売っていますので、これからのことに備えて買っておかれるといいですよ。