エコに掃除するなら重曹で!その効果と使い方は?キッチンでは?
エコで環境に優しく、安心安全と話題になっている重曹ですが、使い方がわかりにくいですよね。
掃除や洗濯、さまざまな用途に使えるとは聞いて、興味はあるものの、いったいどんなものなのか、どうやって使えばいいのか分からないと思っている方も少なくありません。
今回、そんな重曹についての情報とキッチンでの使い方について、ご紹介していきます。
エコに掃除するなら重曹で!その効果は?
重曹とは、炭酸水素ナトリウムという白い粉状のものです。
食塩水を原料にして、二酸化炭素を加えて作られます。
「ふくらし粉」とも呼ばれ、食用にも使われます。そのため、安心安全なものと言われるのです。
重曹は環境に優しく、大きく分けて洗浄、研磨、消臭の3つの効果があります。
重曹(炭酸水素ナトリウム)を加熱すると、水と二酸化炭素に分解されます。分解された二酸化炭素は気体なので、膨らんでいきます。これが「ふくらし粉」としての働きです。
②弱アルカリ性
肌に刺激を与えず、酸を中和する働きがあります。そのため、掃除や脱臭剤として使われます。
③粒子の固さ
細かく硬すぎない粒子なので、他のものを傷つけにくいです。そのため、研磨剤として使われます。
④油を分解する
油と混ざることで、石鹸の性質を持つようになります。
掃除での重曹の使い方は?
白い粉の重曹ですが、使い方によって、粉のまま、水に溶かす、少量の水を加えてペースト状にすることで、さまざまな場所の掃除、洗浄、消臭に使えます。
弱アルカリ性なので、そのアルカリの力を利用して、他の洗剤を使わなくても、手垢や皮脂汚れ、キッチンの油汚れを落とすことができます。
また、そのアルカリの力で、体臭や腐敗臭などの鼻につく酸性の臭いを中和して消すことができます。
細かい粒子で絶妙な硬度のため、普通のクレンザーでは傷ついてしまうものも傷つけずに汚れを落とすことができます。
さらに、重曹は入浴剤としても使うことができます。お湯に入れると肌あたりがなめらかになり、肌の余分や皮脂を落とすので、つるつるな肌になります。
掃除重曹 キッチンでの使い方は?
- 茶渋を落とす
ハイターなどでも落とすことができますが、ハイターの刺激臭が気になる方もいます。
こんなときには、重曹でこするだけで茶渋を落とすことができます。あとは洗い流すだけです。臭いも気にならず、漬け置きする時間もいらないので便利です。
- 油汚れの掃除
これは、ペースト状にした重曹を使います。重曹と水を2:1の割合で混ぜたものを、換気扇や五徳の汚れに直接塗りつけます。
10分程度置いてから、歯ブラシなどで汚れをこすり落とすだけでベタベタした油汚れがキレイになります。
- 冷蔵庫の掃除
重曹水を含ませた布で冷蔵庫内を拭くだけです。汚れを落とすだけではなく、肉や魚の臭いも消してくれます。
- 電子レンジの掃除
それを500Wで2分ほど加熱します。十分に蒸気を出した後、15分ほど置いて、汚れが浮いてくるのを待ちます。あとは乾いた布でキレイに拭くだけです。
まとめ
いかがでしたか?
重曹だけで、キッチンの気になる汚れを簡単に落とすことができます。
重曹は「ふくらし粉」として食用にも使われるものなので、料理をするキッチンでは、安心して使えるところがうれしいですね。
そのままや水で溶かしたり、ペーストにしたりと、汚れや場所に応じて便利に活用してみて下さいね。